こんにちは、かじです。
今回は膝の内側の靭帯についてお話しします。ここは特にサッカーの怪我で非常に多い部位ですので、ぜひ参考にして下さい。
それでは、
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前回は後十字靭帯についてお話しました。
- 前十字靭帯とセットになっている
- すねを後方にいくのを止める働きがある
- 交通事故で怪我する事が多い(サッカーでは少ない)
というのが特徴でしたね。
今回は膝の3つ目の靭帯である内側側副靭帯「ないそくそくふくじんたい」についてお話しします。この靭帯はサッカーでは最もよく損傷する靭帯です。
靭帯がどこに付いているのか、またサッカーではどんな動きが特徴的なのか、というのが分かればこの靭帯をよく損傷する理由が分かる筈です。
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内側側副靭帯って何だ?!
いつも通り靭帯のある場所を見ていきましょう・
膝の靭帯は全て太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)をつないでいます。
内側側副靭帯はその名の通り膝の内側にある靭帯です。自分で触ってみてもコリコリとした靭帯が触れる筈です。内側側副靭帯は外側側副靭帯「がいそくそくふくじんたい」とセットになって膝が内外に動き過ぎない様に止めています。
自分で動かしてみると分かりますが、内側側副靭帯はすねが外側に行くと突っ張ります。つまり、内またになり過ぎるのと緊張するのです。
という事は、内側側副靭帯はそれを越えて内またになると損傷してしまうという事になります。
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サッカーで怪我をしやすい理由とは?!
サッカーでは内側側副靭帯が突っ張るような動きをよくします。ですから、それがいき過ぎて損傷する事が多いのです。例えば、
- インサイドキック
- インフロントキック
- シュートブロックをした時
- 後ろからのタックル
などがその動きです。
簡単にそれぞれについて説明します。
インサイドキックやインフロントキックの時に膝の内側がつっぱるのは説明しなくても分かるでしょう。
シュートブロックした時とは、インサイドキックをする場所でブロックした時の話で、勢いが強いとすねが外側に持っていかれて膝の内側を痛めます。
また、後ろの外側からタックルされると内またになる動きが強制されて内側側副靭帯と前十字靭帯の両方が損傷する事があります。
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▶膝の痛みが突然内側にでる原因とは?医者が半月板や内側側副靭帯について解説
内側側副靭帯損傷では手術をしない?!
実は内側側副靭帯損傷をしても手術をしない事がほとんどです。それは手術をしなくてもプレーできる事が分かっているのと、それによって軟骨が痛むことがほとんど無いのが理由です。
仮に完全に断裂している場合でも、3ヶ月くらいで完全復帰する事が多いです。
そんな内側側副靭帯ですので、この靭帯損傷はサッカーの職業病とあきらめて、多少痛くてもプレーを続けるしかありません。
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まとめ
さて、ここまで内側側副靭帯について解説しました。
- サッカーの職業病
- 手術しない事が多い
事が特徴です。
それでは今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。