膝の痛みが突然内側にでる原因とは?医者が半月板や内側側副靭帯について解説

09.152015

この記事は4分で読めます

こんにちは、スポドクKです。

 

今回は膝の内側に靭帯についてお話しします。基本的な所からその対処法について具体的にお話ししますので、ぜひ参考にして下さい。

 

それでは、この記事を読んでいるあなたの能力が最大限に発揮され、所属するチームに貢献できるように祈りながら進めていきます。

 

参考記事
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膝の痛みが突然内側に出た原因とは

それでは始めていきましょう!

 

サッカーでは始めに教えられるインサイドキック。膝から下を素早く降る様に、なんて言われた事もあるかもしれません。

 

そして、インフロントキック。インステップキックを少しインサイド気味にかけて、遠くに飛ばしたりカーブをかけたり。インサイドキックやインフロントキックで足を振り上げる時には、膝の内側に思ったよりも負担がかかっています。

 

逆に言えば、サッカー選手にとって膝の内側が痛いというのは、インサイドキックやインフロントキックができなくなるので、とっても困った状況なのです。

 

 

ただし、膝の基本的な構造を以前にお話ししましたが、ホントに基本的事だけを取り上げたので、あれで全てが分かるわけではありません。ですから、今回は膝の内側に限定してもう少し詳しく痛みの原因をお話しします。

 

参考記事

膝の靭帯や骨や軟骨の構造を医者が詳しく解説

 

 

 

膝の痛みが内側にある原因とは

基本的には困ったら整形外科医に相談してもらいたいのですが、ここで扱う知識を持たないまま説明してもらっても、きっと半分も理解できない筈です。

 

それでは、せっかく病院に行っても効果半減です。医者に直接相談できるチャンスですから、今後のためにも有効な質問もしたいものです。

 

 

実際に医者の立場としても、相手が理解しているともっと詳しいことを言っても大丈夫だな、と思いもう一歩踏み込んで話すものです。

 

良く分かってない人に詳しく話しても理解できないでしょうから、そう言う人には簡単な説明しかできません。

 

 

そういう意味で、プロ選手にはトレーナーが付き添って診察室に来ますが、そこではトレーナーに話して後で選手に伝えてもらいます。

  • 医者⇒トレーナー
  • 医者⇒よく分かっていない選手

この2つの経路では、伝えられる情報量が10倍以上違います。

 

その原因は、こちらが話す内容が多い事が半分、情報の受け手がきちんと理解できている事が半分です。

 

 

とはいえ、プロでもない限りはトレーナーを雇うのは難しいでしょうから、怪我をしたら自分で医者に相談しなくてはなりません。そんな時に基本的な知識があるのと無いのとでは、復帰の時期が変わってくる事さえあるでしょう。

 

 

そうなると非常に大きな損をしていることになるので、ここでしっかりと知識を入れておきましょう。

 

参考記事
スポーツリハビリをするトレーナーの病院での仕事内容と資格と年収を解説
 

膝の内側の痛みを分けてみる

さて、膝の構造が複雑だと言いましたが、ここでは、私達医者がどのように診察しているのかを簡単にお話しします。私達は選手を診る時に、「どこが」痛いのかを丁寧に細かく見て、「何が」痛いのかを予測します。

 

 

言い方を変えると、膝の内側には骨、靭帯、半月板、腱などがあり、それぞれが損傷した場合はここが痛くなるはず、という知識と経験を医者は持っています。

 

病院で診察を受けて、「ここが痛い?」「それともここ?」と何度も聞かれて細かく痛い場所をチェックされたことがあるかもしれません。

 

その時医者は「どこが」痛いかを知る事で、

「骨が原因かな?」

「いやここだと靭帯かな。」

「いや、この動きが痛いのなら半月板の可能性も。」

と、予測をしています。

 

 

そして、その予測を確かめる為にレントゲンやMRIなどの画像検査をするのです。

 

 

医者は膝の内側の痛い場所を丁寧に調べているので、画像検査の前にはほぼ原因が予測できています。画像検査はその証拠を示すために使っているにすぎません。

 

参考記事
レントゲンとCTとMRIの違いとは?!整形外科の画像検査を医者が徹底比較!!
 

膝の内側の構造とは

さぁ前置きが長くなりましたがここからが本番です。

 

 

膝の内側で私達がポイントとして考えている場所をお教えしましょう。とは言っても全てを説明する事は出来ないので、頻度が高い場所に絞って説明します。

 

 

右膝内側の痛い部位

右膝内側の痛い部位

 

図では赤丸が4か所ありますが、番号順に

 

  1. 靭帯(内側側副靭帯)
  2. 腱(鵞足(がそく))
  3. 半月板
  4. 脂肪体

が原因だと考えられます。

 

そして、赤丸が重なっている事もポイントです。私達の身体は複雑なので、ここが痛いならこれが原因だっ!と1対1に対応していない事もよくあります。

 

 

右膝の痛い部位の模型

右膝の痛い部位の模型

 

 

この模型には1.~4.の全ては入っていませんが、この様な解剖が医者の頭には入っていますので、これと実際の膝を見比べて予測をしているのです。

 

参考記事

膝の靭帯や骨や軟骨の構造を医者が詳しく解説

 

 

 

まとめ

今回は膝の内側の痛みについてお話ししました。

 

頻度が高いものとして、

  1. 靭帯(内側側副靭帯)
  2. 腱(鵞足(がそく))
  3. 半月板
  4. 脂肪体

の4つがありました。

 

そして、医者の診断の仕方についても簡単に触れましたね。基本的な知識を持つ事でもっと医者を有効に活用できるので、是非この機会に基本的な知識をつけて下さい。

 

 

今回はかなり長くなってしまったので、それぞれの詳しい内容は別記事で詳しくお話しします。

 

 

それでは今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

 

次回の記事


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プロフィール

2017-04-08_151306 はじめまして、スポドクKです。私はプロサッカー選手を目指していましたが怪我で諦めました。その後、スポーツドクターを志し、現在はプロ選手からスポーツ愛好家の方々の怪我を治すのはもちろん、彼らの能力が最大限に発揮されるようにサポートしています。私自身がプロ選手を目指していましたし、現在まで多くのプロ選手をサポートしてきたので、スポーツドクターの視点から選手がステップアップするためのヒントをお伝えすることができます。ですから、怪我をしている時はもちろんのこと、怪我をしていなくても私が伝えられることは沢山あるのです。そして、私はアドバイスをする時は、現役時代だけではなくその人の人生全体を見た時にどうするべきかという視点を大切にしています。壁にぶつかったり、行き詰ったりしていて、何かヒントが欲しい時は気軽にお問い合わせ下さい。そうすることできっと前に進めるはずです。 ⇒詳しくはこちら

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