アスリートの食事では試合前のメニューやレシピや献立が1番大切だ!

11.132015

この記事は4分で読めます

こんにちは、かじです。

 

今回はスポーツ選手が試合前に食べる食事についてお話しします。選手が試合で結果を出すためには、試合前までが半分であとの半分は試合で力を出し切る事です。本番で力を出し切る為にはその直前に食べる食事がとても大切になってきます。

 

この記事を読んで、これまでの努力が報われ、本番で力が出し切れるように練習試合などで何回も食事を試してみて下さい。

 

それでは、この記事を読んでいるあなたの能力が最大限に発揮され、所属するチームに貢献できるように祈りながら進めていきます。

 

参考記事
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アスリートが食事として試合前に食べるものとは

前回はサッカーの試合前に食べてはいけない食事の話をかつ丼を食べていた高校生S君を例にお話ししました。お母さんがゲンを担いで必ず試合前にかつ丼を作るというのが悩みでした。

 

 

その後、S君は上手く母親に試合前の食事を変えてもらう事ができ、その後に調子を取り戻していきました。私がS君に話した試合前の食事について、これから説明していきます。

 

 

まずは、前回の続きからお話ししていきましょう。

 

前回、試合前にかつ丼を食べてはいけない理由は、

  • 消化しきれないから
  • 試合前の身体はかつ丼を欲してないから

の2つだとお話ししましたが、前回はこのうち上の1つにしか答えていませんでした。今となってはかつ丼は揚げ物なので消化に悪いというのはみんなが知っている事ですので、ここでの説明は省略します。

 

では、下の

  • 試合前の身体はかつ丼を欲してないから

というのはどういう意味なのでしょうか。

 

参考記事

サッカー上達のコツはリフティングの方法ではなく食事だ!医者が特に試合前に食べてはいけないものを解説

 

 

 

アスリートの食事メニューとは

さて、試合前に万全の準備をしようと思えば、アスリートの準備法を学ぶべきです。

 

「そこまでする必要はないよ。」と思うかもしれませんが、知るだけ知っておいて取り入れるかどうかは自分で決めればよいのです。

 

まずは最高峰の人達がどんな事をしているのかを知って、真似できる所はどんどん取り入れていきましょう。

 

 

では、アスリートは試合前の食事にはどんな事に気を付けているのでしょうか。

 

参考記事

サッカー上達のコツはリフティングの方法ではなく食事だ!医者が特に試合前に食べてはいけないものを解説

 

 

 

アスリートの食事レシピとは

アスリートの目的は試合で良いパフォーマンスをする事です。食事の味の好みよりも、試合でのパフォーマンスを上げる事が最重要です。

 

その為に食事をするので、食事も仕事だと多くのアスリートが言います。では、試合前にアスリートが食事をする意味とは何でしょう。

 

つまり、試合に役立つ食事とは何かという事です。

 

 

食事の事を語り始めるとこの記事だけでは語り尽くせないので、今回は試合前に限定してお話しします。

 

アスリートが試合前の食事で気を付けている事は、

  • 消化が良いもの
  • 試合でエネルギーとして使えるもの

を食べる事です。

 

参考記事

食事の基本をスポーツドクターが徹底解説~全て自分の身体で実験しました~

 

 

 

試合で使われるエネルギーについて知っておこう

さて、ここで1つだけ勉強しておきましょう。

 

試合で使われるエネルギー源についてです。

 

前回の話の中で3大栄養素というものが出てきました。

  1. 炭水化物(ご飯、パンなど)
  2. たんぱく質(肉、魚、卵、大豆など)
  3. 脂肪(肉の脂肪分、から揚げ、天ぷら、中華料理など)

この3つです。

 

そのうち、運動して使われるエネルギーは、

  • 炭水化物
  • 脂肪

の2つです。

 

この2つのうちで私達が特に気を付ける必要があるのは炭水化物です。

 

 

というのも、脂肪はお腹をつまめることから分かるように体内に沢山蓄えられています。しかし、炭水化物(糖類、グリコーゲン)は、筋肉などに少量しか蓄える事ができません。

 

という事は、体力は炭水化物をできるだけ体内に貯めておいた方が運動には有利で、その為に試合の前日から直前まではできるだけ炭水化物を食べる様にします。

 

 

お肉や揚げ物はトレーニング時期には必要ですが、試合に関しては全く必要ありません。だから、S君のかつ丼は全く見当違いな食事だったのです。

 

では、実際に試合前には何を食べるべきなのでしょう。

 

参考記事

サッカー上達のコツはリフティングの方法ではなく食事だ!医者が特に試合前に食べてはいけないものを解説

 

 

試合前にはどんな食事をするべきか

炭水化物を試合前に食べればいい事は分かりました。

 

前回に、

  • 炭水化物(ご飯、パンなど)⇒消化は2時間

とお伝えしていたので、勘のいい人はもう全て分かったと思いますが試合の2時間前までに炭水化物を充分に食べる事が大切なのです。

 

 

では、炭水化物の代表例はいったい何でしょうか。

 

それは、

  • おにぎり
  • バナナ

の2つです。

 

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この2つは消化も良く、炭水化物も豊富なので、試合前の食事としては抜群です。

 

ただし、1つだけ注意があります。おにぎりの具に鮭やお肉類を入れてはいけません。これでは何のためにおにぎりにしたか分からなくなってしまいます。

 

塩にぎりがベストですが、どうしても具が欲しいという場合は、

  • のり
  • 梅干し
  • おかか

くらいであれば問題ないでしょう。

 

参考記事

食事の基本をスポーツドクターが徹底解説~全て自分の身体で実験しました~

 

 

 

まとめ

ここまで、試合前の食事についてお話ししてきました。

 

 

試合前には体内に炭水化物を充分に摂取する事が重要で

具体的には、

  • おにぎり
  • バナナ

が良いのでした。

 

 

実は、S君のお母さんはかつ丼と言う面倒な料理をせずとも、おにぎりを握ってあげるだけでよかったのです。

 

S君がお母さんにおにぎりを作ってもらう方法を考え、最終的には、

 

「昔、サッカーの試合前にお母さんのおにぎりを食べたら、その日はめちゃくちゃ調子よかったことを思い出したんだ。」

 

と言う作戦を実行したら、

お母さんも喜んでおにぎりを作ってくれたそうです。

 

それでは今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

 

 

 

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プロフィール

はじめまして、かじです。私はアスリートを目指していましたが怪我で諦めました。その後、スポーツドクターを志し、現在はアスリートからスポーツ愛好家の方々の怪我を治すのはもちろん、彼らの能力が最大限に発揮されるようにサポートしています。私自身がアスリートを目指していましたし、現在まで多くのプロ選手をサポートしてきたので、スポーツドクターの視点から選手がステップアップするためのヒントをお伝えすることができます。ですから、怪我をしている時はもちろんのこと、怪我をしていなくても私が伝えられることは沢山あるのです。そして、私はアドバイスをする時は、現役時代だけではなくその人の人生全体を見た時にどうするべきかという視点を大切にしています。壁にぶつかったり、行き詰ったりしていて、何かヒントが欲しい時は気軽にお問い合わせ下さい。そうすることできっと前に進めるはずです。 ⇒詳しくはこちら

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