膝の半月板の構造を医者が分かりやすく解説

07.122015

この記事は3分で読めます

こんにちは、スポドクKです。

 

今回は膝の半月板についてお話しします。半月板はスポーツ選手がよく手術をする部位です。それだけ重要なものでスポーツで傷つきやすいものですので、この記事をぜひ参考にして自分の半月板を守って下さい。

 

それでは、この記事を読んでいるあなたの能力が最大限に発揮され、所属するチームに貢献できるように祈りながら進めていきます。

 

参考記事
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半月板はサッカー選手にとってはなじみのある言葉だと思います。ニュースでもプロ選手が半月板の手術をしたとよく言っていますよね。数年前にも日本代表のエースがロシアにいる時にバルセロナに行って手術をしたと話題になっていました。

 

 

この問題に関しては色々な裏事情があって日本では手術ができなかったみたいですが、そういう事情はとても面白いので機会があればお話ししたいと思います。という感じでスポーツをしているからには半月板の怪我は他人事ではありません。

 

ここで半月板について基本的な知識を学んで、いざという時に役立てて下さい。

 

 

それでは始めていきましょう。

 

 

 

半月板って何だ?!

さぁ、まずは半月板って膝のどこにあるか知っていますか?

 

 

半月板の位置

半月板の位置

 

半月板は膝の骨と骨の間にあって、クッションの役割をしています。正確に言うと、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)の間にあります。

 

半月板が無ければ、それぞれの軟骨同士がぶつかって痛そうです。半月板は衝撃を吸収する役割をしているのです。半月板を上から見るとこんな感じです。

 

 

半月板を上から見た模型

半月板を上から見た模型

 

半月というか三日月のような形をしています。それぞれ、

  • 内側半月板(ないそくはんげつばん)
  • 外側半月板(がいそくはんげつばん)

と呼びます。実は内側と外側で少し形が違います。

 

参考記事

膝の靭帯や骨や軟骨の構造を医者が詳しく解説

 

 

 

半月板は再生しない?

 

半月板を切ってみる

半月板を切ってみる

 

半月板を図の中の線で切った断面図を見てみましょう。自作の絵です。笑

 

 

半月板の断面図

半月板の断面図

 

これを見ると分かるように、半月板は外側1/3くらいまでは血管があります。しかし、他の部分には血管がありません。

 

血管がない部分は再生できないので、血管がある外側1/3以外の部分は切れたら再生しません。

 

例えば、

  • 髪の毛
  • 軟骨

なんかがそうであるように、血管の無い部分は再生できないのです。

 

 

ですから、この部分が切れてしまったら手術で切り取るしか方法がありません。手術方法については、別の記事で詳しく解説します。

 

参考記事

▶膝の前十字靭帯断裂からサッカー選手は手術とリハビリで完治するのか?医者が詳しく解説

 

 

 

半月板は軟骨の守り神?!

さて、この講座では膝では軟骨がとても大事だと強調してきました。靭帯や半月板は軟骨を守る為の要(かなめ)です。

 

 

膝の怪我をしてどの治療法が良いか決める時には、軟骨が今後どうなっていくかが、決め手となる事もあります。

 

すぐに軟骨がダメになるわけではないけれど、このまま数年放置したら確実にボロボロになるという状態なら、出来るだけ手術をしてそれを回避したいと考えます。

 

 

ただ、プロ選手は数年後の状態より次の試合に出られるかどうかというのが全てだったりしますので、そんな時にどのような判断をするのか、それが私達医者を最も悩ませる事かもしれません。

 

参考記事

ヒアルロン酸の膝関節への注射の効果をステロイドと比較して医者が詳しく解説

 

 

 

まとめ

今回は半月板について解説してきました。半月板のある位置や、半月板の働きを学びました。

 

特に半月板は衝撃を吸収する働きがあって、軟骨を守っている事を覚えておいてください。

 

 

それでは、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

 

次回の記事

膝前十字靭帯損傷の原因と症状とは?医者が靭帯の構造を詳しく解説


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プロフィール

2017-04-08_151306 はじめまして、スポドクKです。私はプロサッカー選手を目指していましたが怪我で諦めました。その後、スポーツドクターを志し、現在はプロ選手からスポーツ愛好家の方々の怪我を治すのはもちろん、彼らの能力が最大限に発揮されるようにサポートしています。私自身がプロ選手を目指していましたし、現在まで多くのプロ選手をサポートしてきたので、スポーツドクターの視点から選手がステップアップするためのヒントをお伝えすることができます。ですから、怪我をしている時はもちろんのこと、怪我をしていなくても私が伝えられることは沢山あるのです。そして、私はアドバイスをする時は、現役時代だけではなくその人の人生全体を見た時にどうするべきかという視点を大切にしています。壁にぶつかったり、行き詰ったりしていて、何かヒントが欲しい時は気軽にお問い合わせ下さい。そうすることできっと前に進めるはずです。 ⇒詳しくはこちら

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